日本で働く外国人はどんな国の人?国籍や働き方の特徴を紹介
- a-alpajaro
- 10月31日
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前

日本では、さまざまな国から来た外国人が多くの業種で活躍しています。
この記事では、日本で働く外国人の主な国籍や、それぞれの国の人々の働き方や特徴を簡単に紹介します。
国籍別に見る主要な外国人労働者層
外国人労働者んの分布
日本における外国人労働者の増加は、深刻な労働力不足を補ううえで重要な役割を果たしています。
厚生労働省の発表によると、2024年10月時点で日本で働く外国人労働者は約230万人に達しました。
ここでは、その230万人の中で特に多い国籍別の特徴を見ていきましょう。まず、外国人就労者の国籍別分布を図で紹介します。

データの引用元:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(厚生労働省)
外国人労働者の年齢層
日本で働く外国人労働者の多くは、20〜39歳の若年層が中心です。
厚生労働省のデータによると、この年代が全体の約70%を占めており、日本の労働現場を支える大きな原動力となっています。
特に、技能実習や特定技能といった在留資格を通じて来日する外国人は若年層が多く、
体力や柔軟性を活かして建設業、製造業、介護など幅広い分野で活躍しています。

こうした若い世代の労働者は、日本語学習やスキル向上にも意欲的であり、
今後の日本社会における人材育成や多文化共生の観点からも、重要な存在になりつつあります。
外国人労働者数の国籍別TOP3
ベトナム
- 日本での技能実習・特定技能制度を通じて多くの労働者が来日
- 製造業や建設業での活躍が目立つ
- 若年層が多く、日本語能力の向上に積極的
- 2019年と比: +42.21%
中国
- 早い時期から日本で働く外国人として多く受け入れられてきた
- 製造業、介護、飲食業など幅広い分野で活躍
- 日本語能力が比較的高く、長期的な就労や永住を希望する人も多い
- 留学生から就職に移行するケースも増加傾向
- 2019年と比: -2.28%
フィリピン
- 英語が公用語であるため、コミュニケーション能力が高い
- 看護・介護分野での活躍が多い
- フィリピン人特有の社交性が職場環境に良い影響を与える
- 2019年と比: +36.66%

データの引用元:
外国人労働者が急増した国籍TOP3
ミャンマー、ネパール、インドネシアなどの新興国籍層の増加傾向が一層強まっています。
母国での政治的・経済的な状況と、日本における人手不足の深刻化が重なり、日本で働く労働者数が年々増えているのが現状です。
ミャンマー
- 2019年と比: +309.35% (ミャンマーは2019年の発展では単独で区別されなかったため、予想数値となりますのでご了承ください)
- 政治的・経済的な背景から国外での就労を希望する人が増加
- 主に製造業や農業での労働が中心
- 日本語教育が進んでおり、言語の壁が徐々に低くなっている
インドネシア
- 2019年と比: +230.25%
- 介護分野での需要が高い
- EPA(経済連携協定)を通じた看護師・介護士の派遣が盛ん
- 宗教的背景から食事や生活習慣に配慮が必要
ネパール
- 2019年と比: +104.49%
- 飲食業やサービス業での需要が高い
- ネパール人コミュニティの形成が進み、生活面でのサポートが充実
- 若い世代が多く、長期的な滞在を希望する傾向

データの引用元:
これらの国々からの労働者は、高い学歴がなくても日本で働くことができる特定技能や技能実習などの在留資格を通じて、今後さらに活躍の場を広げていくことが予想されます。
そのため、外国人雇用を検討する際は、これらの国籍の人材に注目することが有効だと言えるでしょう。
まとめ
現在、日本で最も多くの外国人労働者を抱えるのはベトナム・中国・フィリピンの3か国です。これらの国は長年にわたり技能実習や特定技能制度を通じて日本経済を支えてきました。一方で、近年ではミャンマー、ネパール、インドネシアといった新興国籍層の増加が著しく、その背景には母国での経済・政治的状況の変化と、日本国内の深刻な人手不足が重なっていることが挙げられます。
こうした多様な国籍の労働者が日本の産業を下支えする存在となる中、今後は単なる人材確保にとどまらず、国籍や文化の違いを理解し、長期的なキャリア形成を支援できる雇用環境を整えることが重要です。外国人労働者の受け入れと活用をどのように進めていくかは、日本社会全体の持続的な成長を左右する大きな鍵となるでしょう。
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